ある女の子に言われた言葉が凄く感動したので、その内容を話します。

私の学校は学校祭というものがあったのだが、その学校祭は私の最悪な日々の始点でもありました。

入学当時女の子にも人気があり、初日から仲良くなったりして楽しんだりしていたのですが、楽しかったのはその時だけでした。

段々とクラスの人たちに嫌われるようになり、私はクラスを避けるようになって来ました。

学祭の準備の時、学祭で作ったクラスの道具が壊されたという事件がありました。

しかしその場所に、何故か私のハンカチが落ちており、みんなに疑われました。

私は必死に否定をしたのだが、先生にも疑われ、結果停学になりました。

停学が明けた後、私はクラスで酷いいじめに合うようになり、学校行くのが嫌になりました。

私はもう高校をやめようと思っていた時に、ある女の子がやって来ました。

「ハイド(偽名)ってあんな事するわけないよね?」

「私はわかるよ、ハイドがあんな事するわけないってね」

「クラスの人達がハイドを悪者扱いするためにって企んでたの知ってるもん」

「本当は私、止めてあげたかったんだけど、仲間外れにされるのが怖くてできなかったんだ」

「ごめんね、助けてあげれなくて」

「本当にハイドのクラスは酷いクラスだけど、絶対に学校やめないでね」

「今は教室っていう狭いエリアに閉じ込められていて、まわりは悪い人ばかりだけど」

「あのクラスの人たちとは一生暮らすわけでもないんだし、本当に短い間だけだから、すぐに別れる時が来るよ」

「それに、人生を楽しむ事だって、簡単にできるからね」

「教室を出れば学校になって、人が増える」

「学校を出れば市内になって、人がもっと増える」

「市内を出れば県内になって、県内を出れば日本になって、日本を出れば世界になる」

「生まれたばかりの鳥みたいに、最初は狭いエリアで歩く事しかできないけど」

「ちょっとの間我慢すれば、自由に空を飛ぶ事ができるからね」

「そうすれば絶対いい人に出会えるよ」

この言葉を聞いてから、私は前向きに生きる事ができるようになりました。

まるで天使が舞い降りて来たみたいでした。